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宮沢賢治

宮沢賢治

岩手県花巻に生まれる。盛岡高等農林農学科に在学中に日蓮宗を信仰するようになる。稗貫農学校の教諭をしながら、詩や童話を書いた。「春と修羅」は生前刊行された唯一の詩集。農民の暮らしを知るようになって、農学校を退職し、自らも開墾生活をしつつ羅須地人協会を設立し、稲作指導をしたり、農民芸術の必要を説いた。

記事一覧 Articles

オツベルと象

第一日曜  オツベルときたら大したもんだ。稲扱器械の六台も据えつけて、のんのんのんのんのんのんと、大そろしない音をたててやっている。 十六人の百姓どもが、顔をまるっきりまっ赤にして足で踏んで器械をまわし、小山のように積ま…

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セロ弾きのゴーシュ

ゴーシュは町の活動写真館でセロを弾く係りでした。けれどもあんまり上手でないという評判でした。上手でないどころではなく実は仲間の楽手のなかではいちばん下手でしたから、いつでも楽長にいじめられるのでした。 ひるすぎみんなは楽…

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やまなし

 小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です。 一、五月  二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。『クラムボンはわらったよ。』『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』『クラムボンは跳ねてわらったよ。』『クラムボンは…

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注文の多い料理店

 二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、白熊のような犬を二疋つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを云いながら、あるいておりました。「ぜんたい、ここらの…

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電人M

鉄塔の火星人  少年探偵団員で、中学一年の中村(なかむら)君と、有田(ありた)君と、長島(ながしま)君の三人は、大のなかよしでした。 ある午後のこと、有田君と長島君が、中村君の家に、遊びにきていました。 中村君の家は港(…

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サーカスの怪人

紳士  ある夕がた、少年探偵団の名コンビ井上一郎(いのうえいちろう)君とノロちゃんとが、世田谷(せたがや)区のさびしいやしきまちを歩いていました。きょうは井上君のほうが、ノロちゃんのおうちへ遊びにいったので、ノロちゃんが…

かいじん二十めんそう

1  ある日、しょうねんたんていだんのぽけっと小(こ)ぞうは、ひとりで、さびしいのはらをあるいていました。 ぽけっと小ぞうは、小がっこう四ねんせいですが、ようちえんのせいとみたいにからだが小(ちい)さくて、ぽけっとにでも…

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羅生門

 ある日の暮方の事である。一人の下人(げにん)が、羅生門(らしょうもん)の下で雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗(にぬり)の剥(は)げた、大きな円柱(まるばしら)に、蟋蟀(きり…

作品

トロッコ

 小田原熱海(あたみ)間に、軽便鉄道敷設(ふせつ)の工事が始まったのは、良平(りょうへい)の八つの年だった。良平は毎日村外(はず)れへ、その工事を見物に行った。工事を――といったところが、唯(ただ)トロッコで土を運搬する…

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